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大阪人の納豆嫌い
関西人は納豆を食べない?
生まれも育ちも大阪は堺市の記者は、納豆を食えないことはないですが、たしかにあえて食べようという気はしないかもしれません。
そもそも、幼少の頃は納豆というものを知りませんでした。
自宅の食卓はもちろん、学校の給食にも出てこなかったし、レストランに行ってもメニューになかったような気がします。
記者が納豆を食べるようになってきたのは、大人になってから、スーパーで売っているパックの納豆や、回転寿司の納豆巻きです。
お寿司の納豆巻きも40年以上の歴史があるようなので、昭和45年生まれの記者が子供の頃にはすでにあったはずなのですが、幼少の記憶にはないですね。
今でも、回転寿司に行っても、納豆巻きはあんまりたべないです。
まあまあ、食えるかなあというのは、あんまりかき混ぜないで、枝豆のようにビールのつまみにするパックの納豆くらいです。
かき混ぜて、うねーっと糸を引かせるのが正しい食べ方だとは存じておりますが、あの触感は苦手なのです。
わらに入った水戸納豆
納豆といえば水戸、水戸といえば茨城県、そっち方面の人と納豆の話になったことがあります。
その人が言うには、「大阪にはうまい納豆がない。」ということだったのでした。
おお??納豆にうまいマズイがある??
それは是非試してみないといけないと思いまして、通販で水戸のお店から取り寄せてみました。
わらに入った納豆は初めてで、パックの納豆よりだいぶんお値段は張りました。
家族でうやうやしく藁を解いていただきましたところ・・・
ウマイ!!
これは納豆で飯が食える!
普段から納豆で飯を食べている人もおられるでしょうが、記者はパックの納豆で飯を食う気にならないんです。
でも、藁に入った水戸の納豆ならいけます!
なるほど、関西人が納豆嫌いだというのは、納豆文化に触れていなかったというだけでなく、大阪の納豆が美味くなかったからだったのか、と思ったのでありました。
これから食うなら水戸納豆だな。
といいつつ、けっこうお値段がするので、注文したのは一回限りでした。(3本セットで1,000円ほどですが。)
大阪 小金屋納豆の「なにわら納豆」
しかし、本当に大阪にはウマイ納豆がないのでしょうか?
そもそも発泡スチロールのパックに入った納豆と、天然の藁に入った納豆では、ハンデがあるような気もします。
ということで、探してみましたら、大阪にも納豆の専門店がありました。
大東市にある小金屋納豆は、納豆一筋50年ということ。昔ながらの製法で、稲わらの天然の納豆菌のみで発酵・熟成させているそうです。
大阪府より「大阪産名品」として認証されており、これを試さずに大阪の納豆は語れないでしょう。
というわけで、買ってみました。もちろん藁にくるまった納豆です。
届いたのはずいぶん小ぶりで、藁一つで一人分ですね。
お値段は3本で540円。
スーパーのパック納豆よりはだいぶんいいお値段ですが、水戸納豆よりお安いです。
お味の方は、癖や臭みの少ない食べやすい味でした。
水戸納豆は、けっこう味が濃かったように思いますが、大阪の納豆は薄味です。あんまり糸もひかないです。
今回はそのまま頂きましたが、出汁や玉子に合わせて食べるのも美味しいのではないかと思われます。
◆ 堺のT 記
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