阪和自動車道を大阪から和歌山方面に向かって走っていると、岸和田東をこえたあたりの山の中に、ちらっと、赤くて賑やかな提灯の群れが見えます。
何だ今のは? と気になっていても、高速道路ですから、あっというまに通り過ぎてしまいまして、なんともできません。
長年、気になったままでしたが、やはり気になっていたというディープ大阪編集長の提案で、スタッフ一同、岸和田の山中を捜索に行ってみました。
川のせせらぎや、ヒグラシの声を聞きつつ、広い山中をさまよい、もう日が暮れる!という時に、やっと辿り着いたところは、想像以上の別世界!
山麓園の樽小屋の個室は別世界です
お店の名前は、「炭火鉄板焼き たるの店 山麓園」といいます。
クルマから降りると、涼しい山の空気。
受付に向かいトンネルをくぐり抜けると、森のなかに提灯がたくさん見えてきて、案内されたのが、樽の個室です。
1,000坪という広大な山の中に、古い、実際に醤油づくりに使われていた醤油樽が、何十も置いてあるのです。
外から見ると、小さく見えるんですが、中に入ると、けっこう広い。
大小様々な大きさの樽があり、窓もあって、外の景色も見えて風流です。
山麓園のメニューは、黒豚セットやジンギスカンなど。
カンテキの上に乗せた鋳物のいわゆるジンギスカン鍋で焼いていただきます。
鍋の淵に野菜を置いて、お肉の油を染みこませるのが通の食べ方です。
野菜のセットには、何故か生卵がついてきて、どうしたらいいんだ?と一瞬悩みますが、こちらの食べ方は、お好みしだい。
焼いたりドリンクを作ったりは、すべてセルフサービスなので、アウトドアーな雰囲気も楽しめますね。
樽の中で焼肉という不思議な世界は、子供も大喜びすると思います。デートスポットにもバッチリですよ!
山の中は思った以上に涼しくて、快適な食事でした。
ちなみに、おトイレも樽の中です。
雪隠っていうのは、トイレのことです。
山麓園へのアクセス
アクセスは、どうしてもクルマになるかと思うので、ドライバーはアルコール我慢が辛いところ。
ただ、タクシーや運転代行業者への一部負担もあるそうで、我慢しきれず飲んでしまった場合は、代行を呼んでもらいましょう。
桜の季節は、山の中が桜だらけになり紫陽花の季節も綺麗なんだとか。
お花見しながらジンギスカンってのも、なかなか乙なものだと思います。
それからペット好きにも朗報で、ワンコ専用の樽も用意されてるんだそうです。
山麓苑 (ジンギスカン / 岸和田駅、東岸和田駅、水間観音駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
◆ 堺のT 記
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