創業昭和8年。私らの親の世代から続くたこ焼き屋さん、たこ焼き発祥の店と言われるのが玉出の交差点北西に100メーターほどの角にある会津屋さんです。
たこ焼きをはじめとする、大阪の粉物食文化を語る上では外せない貴重な店でしょう。
普通たこ焼きと言うとソースにマヨネーズ、青のりにかつを節、みたいなのがスタンダードだと思いますが、会津屋のたこ焼きはソースなど付けない出汁味が基本。
そもそも、たこ焼きはこう言う話で、ソースを付ける様になったのは近年になってからだという事です。そして、その元祖たこ焼きは「ラヂオ焼き」と言って牛すじやこんにゃくが入ったもので、タコをいれる様になったのは、明石の人の「大阪は肉入れるんか、明石はタコいれるで」の一言から始まったと言います。
という事で、会津屋が初めての人は、三種盛り、550円がおすすめ。
スジコン入りの元祖ラヂオ焼きと元祖たこ焼きとねぎ焼きが4つづつ入ったセットです。たこ焼きの元となったと言うラヂオ焼きからたこ焼きへ、そして近年人気のねぎ焼きまでが楽しめると言ったセットなのです。
個人的にはお好み焼き食べてる感じのラヂオ焼き、元祖たこ焼きでビールを飲むのが好みです。
玉出の本店内には飲食スペースもあってその場で食べれますが、もちろんたこ焼き屋の本命、テイクアウト、持って帰って冷めても美味しいと言われるのが会津屋のたこ焼き。
その他、現在は8店舗ものチェーン店として営業してる様ですが、個人的にはやっぱり西成の会津屋がしっくり来ます。西成の、玉出の店で発祥云々が通用するとは思いませんが、街中の店では三種盛りのストーリーは楽しめるに違いないです。
◆ グルメライターH 記
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。