無事にVistaをWindows8へアップグレードできたので、諸々の動作チェックをしてみました。
Vistaの頃は起動し終えるまでに3分ほどかかっていてコーヒーをゆっくりとドリップするほどの余裕があったのですが、Windows8での起動には21秒ほどで使える状態になりました。
そして、シャットダウンはVistaでは40秒を要していたのに対してWindows8ではあったの9秒くらいです。
ハードウェアをまったく変更していないのに関わらず、なぜこれほど早く動くようになったのかというと、シャットダウン時の仕様をWindows8では完全なOSのシャットダウンをやめてカーネル部分をスタンバイ状態にするように変更されたことにあるそうです。
使うほうとしてはこの仕様変更はなかなかありがたいと感じます。使いたい時にサっと立ちあげることができて、使い終わったらサっと電源オフすることができるというたったこれだけのことなのですが、ぜひ体感してもらいたいです。
速度といえば、Windows8ではLAN経由でのファイルのダウンロードが早くなるようにという工夫も施されているそうです。
さて、OSのアップグレードが終わったので自分が使うアプリケーションをインストールしようとして愕然としました。Cドライブの容量は53.6GBなのですがほとんど空きがなくなっているのです。
見てみると何やらWindows.oldフォルダというものがあります。ここに以前のOSに入っていたものが全部入っていました。必要なファイルを取っておくことを忘れてたらここから取り出せるのですが、私のノートPCの状況ではただ邪魔なだけですので物理削除することにしました。
が、このWindows.oldフォルダは普通のファイルのようには消すことができません。調べてみると「ディスクのクリーンアップ」の機能で削除することができるとあるので、早速削除しました。
Windows.oldフォルダからファイルを取得する方法とWindows.oldフォルダを削除する方法もマイクロソフトのサイトに記載されています。
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-8/restore-files-upgrade-windows-old
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-8/how-remove-windows-old-folder
てっきりキレイに何もかも削除されると思っていたのでCドライブの容量の少なさにはちょっとビックリしましたw
このWindows.oldフォルダはおそらくほとんどの方は不要でしょうし、私のように古いPCをアップグレードするような方にとっては容量は限りある場合が多いでしょうから必要なファイルを取っておいたら削除してしまうほうがいいと思います。
ところで、Windows8にはスタートボタンがありません。
古くからのWindowsユーザーにとっては馴染むまではスタートボタンを作りこんで使うという手もあります。ただしこのスタートボタンはアプリケーションをインストールしてあげることになります。
Windowsのスタートボタンのアプリケーションはいくつかあるのですが、無料で使えてオススメのものがありますので紹介しておきます。
「Classic Shell」というアプリケーションです。
http://www.dnki.co.jp/content/view/145/1/
かくいう私も使わせてもらっています。これから初めてWindows8のPCを使うという方にとってはWindows8の新しいメニュー画面は馴染みやすいかもしれませんが、古い世代にとってはスタートボタンをつけてデスクトップ画面をメインに使うほうが本当にしっくりと来ます。
つい昨日までは眠り続けていたノートPCでしたが、見事にWindows8で蘇ってくれました。
もしも、もっさりなVistaを使っていらっしゃるならばこの機会にWindows8へのアップグレードを検討してみるのは多いにアリな選択肢だと思います。
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