もともと包丁や鋏など、刃物の技術が発達していたところに、戦国時代に種子島から鉄砲の技術が伝わりました。
その技術が、さらに自転車産業に発展していきました。
今は鉄砲は作っていませんが、刃物と自転車は作ってます。
刃物は分業になっており、家庭内工場のような、鍛冶屋さんとか研ぎ屋さんが、いたるところにあって、小学生が社会見学に訪れたりもします。
自転車は、安い海外製の自転車が増えてきたこの頃は、ずいぶん町工場は減ってしまいました。
小さい自転車屋さんも少なくなって、堺市内でも、量販のチェーン店や、スポーツ車専門のマニアックな店にわかれてきていますね。
世界的自転車メーカーのシマノの本社も堺ですが、堺で作っているのは、最高級部品のみということです。
変速機だとか、ギアといった部品です。海外製のレース用高級自転車でもパーツはシマノということは多いです。
ピカピカの美術品のような自転車部品は、装飾品として買い求める人もおられるそうで、工場では、少しの傷もつかないように、たいへん気遣うそうですよ。
堺市自転車博物館サイクルセンター
こちらは大仙公園にある自転車博物館です。堺市立中央図書館の横にあります。
ペダルのない自転車の元祖や、有名な前輪がでっかいオーディナリーと呼ばれるイギリスの自転車や、世界を旅してきてぼろぼろになったツーリング自転車は、最新のレーサーや、多種多様の自転車が展示されております。
ライトや変速のシステムや、交通安全についても学ぶことができて、子供も大人も楽しめますよ。
入場料は200円で、未就学児は無料です。
入館券で、大仙公園内にある体験コースで、クラシック自転車のレプリカにも乗れます。
堺市堺区大仙中町18番2号
堺刃物ミュージアム
刃物は、今でも家庭内工場みたいな小さな工場がポツポツあります。
焼きとか研ぎとか、工程ごとに担当している工場が点在している感じで、普通の住宅にならんで工場があったりします。
包丁工場の前を通ると、独特の匂いや茶色い錆の色ですぐにそれとわかりますね。
堺の包丁は、料理人などのプロフェッショナルの愛用品としては、シェアは全国トップです。
チンチン電車沿いにある、包丁ミュージアムでは、そんなプロ用包丁や、製造工程など、展示してあり、勉強になります。
日本刀よりでっかいマグロきり包丁など、迫力満点。
販売や、修理の窓口もしていますので、包丁で困ったことがあれば、とりあえずここにくれば、いろいろ教えてくれます。
また、堺のおみやげも売ってまして、最近は海外からのお客さんでも混み合っていることが多いです。
堺市堺区材木町西1丁1番30号 堺伝統産業会館2階
阪堺線「妙国寺前駅」から南西へ徒歩3分。
◆ 堺のT 記
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