金剛山の登山は富士山に次ぐ人気

金剛山は大阪で唯一の村である千早赤阪村と奈良県御所市の境にあります。

標高は1125メートル、大阪で一番高い山と話を聞いた記憶があるのですが、実は最高峰は奈良県側にあり、大阪最高峰は同じ金剛山地の大和葛城山の959メートルとなります。

大阪人としては、うーん、残念！

しかし大阪の、特に堺から南部の小学生の耐寒登山といえばこの山です。

登山ルートもきっちり整備されており、安全に日帰りで登りやすい山として、四季を通じて人気がある山なのです。

なんと金剛山は、日本全国で富士山に次いで沢山の人が頂上を目指す山だそうですよ。

金剛山の登山ルートは小学生の耐寒訓練にも人気

堺で生まれ育った記者には、金剛山に沢山の思い出があります。家族でもよく金剛登山を楽しみましたね。

小学生の頃、雪の積もる金剛山をキャラバンシューズにアイゼンを装着して、隊列を組んで登りました。常に前後の友達の無事を確認しながら、命がけで登っておりました。

雪が降り続き、もう限界だ、ここで死ぬかもしれない、と思った時、後ろから、ドテラを羽織った雪駄履きのおっちゃんが、ひょいひょいと走ってきて、我らがキャラバンを追い越して行き、しばらくすると、再び降りてきて、走って下山していきました。

そのあまりの軽快さに、衝撃を受けた事を今でもはっきりと覚えています。

ドテラのおっちゃんは、毎日登り降りしている地元の人のようでした。健康のためや記録づくりのために毎日登山している人がおられまして、朝の出勤前にひとっ走り、というかひと登りする人も多いようです。

1万回以上登っている人もおられるとか。1日の記録では17回が最高だそうですよ。

金剛山はロープウェイで気軽に登れます

 

金剛山は、体力に自信のない人もロープウェイで気楽に登れます。

ロープウェイの山頂駅につくとすぐ、バーベキュー場やアスレチック、博物館があったりもするので、子供と一緒に家族で楽しめるかと思います。

 

 

 

山頂にある葛城神社までは、徒歩15分ほど。

ロープウェイの駅から山頂までのコースだけでも、ハイキング気分はたっぷり味わえると思います。

 

金剛山の紅葉

金剛山は秋の紅葉が美しいことでも有名です。

こちらは展望台と、展望台からの景色。展望台は、ロープウェイの駅から、山頂までの間にあります。

 

 

渓流釣りやしいたけ刈りも

山を降りたところでは、渓流釣りもできますし、しいたけ栽培もしていまして、登山口あたりにあるお店では、焼きしいたけが美味しいくいただけます。

子供の頃、私は椎茸がキライだったのですけど、こちらの焼き椎茸を食べまして、なんて美味いんだ！　と、椎茸大好き少年になりました。

金剛山へのアクセスと駐車場

電車で行くなら、南海高野線河内長野駅より、南海バスにのりかえて、登山口またはロープウェイ前下車です。

マイカーの場合は、ロープウェイ乗り場の近くまで車で行けます。

道中、いくつか駐車場がありますが、車ですすめるギリギリ奥まで行くと、広い駐車場がありますので、ロープウェイで登るのならこちらがおすすめ。徒歩で登るにも、登山口はすぐとなりです。

 

大阪府立金剛登山道駐車場：大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早1330-2

車は338台駐められます。綺麗なトイレもありますので安心。

トイレ保守のため募金を募っておりますので、感謝の気持ちで小銭を入れましょう。

金剛登山での注意

ロープウェイで登るなら大丈夫だと思いますが、ハイキング気分で行くのでしたら、登山口に書いてある正規ルート以外は入らないほうが良いです。

ネット情報では初心者向けと書いてあっても、子供や山登りに慣れていない人には、結構ハードです。

金剛山は気軽に登れる山だとはいえ、最低限の山登りの心得は忘れずに。

山の天気は変わりやすいですし、整備されているとはいえ山道です。下駄や雪駄で登るのは、おすすめできません。本格的登山靴とまではいいませんが、せめてウォーキングシューズを履いていきましょう。

また、登山ルートは植物の採集は禁止です。手で取るよりもカメラで残して持ち帰りましょう。

◆堺のT記