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大阪刑務所の矯正展を見学
- 2015/1/13
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- 大阪刑務所, 堺
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目次
刑務所のある街 堺
世間では、どうも大阪は怖いという間違ったイメージがあるようです。
その原因は、ドラマや漫画に大阪弁のガラの悪いヤクザが登場するからだと思うのですが、そんなにそこらじゅうにヤクザがあふれているわけではありません。
しかし、まぎれもなくここにはいます。
大阪刑務所です。堺市堺区にあります。
白いきれいな塀に囲まれていて、まわりは官舎や病院や斎場、南側に百舌鳥古墳群があり、周囲はまったく怖いような雰囲気ではなく、有名な方違神社や堺市立文化館などもあって、どちらかといえば文化的エリアです。
市民にとっては、大阪刑務所はランニングの周回コースになっていたり、テニスの壁打ちの練習などで親しまれているようです。(壁打ち練習は禁止ですけど。)
刑務所での生活を見学
年に一回、秋に、関西矯正展と言って内部の見学ができる日があります。
看守の制服で記念撮影をしたり、独房のモデルルームで受刑生活体験をしてみたり、刑務作業所の見学をしたりできます。
刑務作業書は、最新設備の整った工房です。どこも整理整頓が行き届いていて明るく清潔です。
だいたい刑務所の中って、植木の形にしても、ピシッと、スキのない形をしておりますよ。
矯正展では、塀の中の「臭い飯」も体験出来るそうで、体験した人は、別に臭くなく、おいしい食事に驚くと言います。(記者が行った時間には売り切れでした。)
玄米が主食で、健康的。刑務所に入ったら、デブもスリムになりそうです。
なかなか良さそうな環境に思えるんですが、大阪刑務所内におられる方々は、凶悪犯だったり反社会的勢力の人だったり、外国人犯罪者だということです。
見学の時は、受刑者の人に顔を合わせることは一切ないので、本当の雰囲気はわかりません。
これは、正規の手続きを踏んで入所した人だけが体験できます。
つまり、逮捕、裁判を経て、有罪判決を受けた方ですね。(もしくは刑務官になるか、電気屋さんなどの出入り業者になるか、面会に行くか。)
知り合いの刑務官に聞いた話によると、入浴時間にはカラフルな絵画、すなわち入れ墨、紋々がたくさん拝めるという話です。
日本語の通じない人も多く、刑務官がペルシャ語の学習のために留学したりするそうです。犯罪も国際的になってきておりますね。
ヤクザの怖い雰囲気を感じることができるのは、早朝の出所の時だそうですよ。
大阪刑務所の近所に住んでいる友人が、朝帰りしてきたら黒塗りのクルマがずらっとお迎えに並んでいる光景を見たと言っておりました。
ちなみに受刑者が脱走したとかいうような話は聞いたことがありません。
出入りはとっても厳重です。
刑務所作業製品の展示販売
関西矯正展では、矯正作業で作られた木工家具や、衣類など、展示販売をしています。
これらは、罰として強制労働させられているというより、真人間になって社会復帰するための作業なのですね。
常設の展示販売場も刑務所の隣にはありますが、矯正展では、全国の刑務所で作られた、ものすごく大量の作品が展示販売されます。
受刑者の作る家具などの木工作品や革靴などは、質実剛健な感じがします。チャラチャラしたものはないです。
値段は、わりといいです。
こちら堺市のゆるキャラのうちのひとり、ピーポくん。
大阪刑務所へのアクセスと駐車場情報
住所は、大阪府堺市堺区田出井町6-1
最寄り駅は、JR阪和線堺市駅です。
車で行く場合は、隣の堺斎場にあるコインパーキングが近いです。
なお、受刑者として入所する際は、窓に網の入っている専用のバスで送迎してくれますので、道を調べる必要はありません。
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