奄美大島の島唄を唄う若者のお手伝いをしていて、こうして出かけては写真撮ったり話を聞いて記事を書いたり、仕事半分趣味半分、私も三線を触ったりするんで半分以上楽しみかも知れません。
奄美大島の瀬戸内町出身の里朋樹と歩寿という兄弟なのですが、メディアにも度々登場するんで見かけたら応援ください。
目次
島唄について
島唄と聞くと、THE BOOM の大ヒット曲の島唄を思い浮かべるかと思いますが、奄美大島では島唄と言うと、各集落で唄い継がれてきた民謡の事をそう呼びます。
集落の事を = シマ と呼ぶことから島唄という呼び方をされるのであって、南の「島」の唄なので「島唄」ではない、という話なのです。
裏声を使った独特の歌い方、島唄には楽譜などがなく、シマごとに口伝のみで唄い継がれてきた為に歌詞やメロディーがシマによって違います。
唄遊びと言って、即興で作った歌詞で唄の掛け合いをしたりするので、更に話はややこしく、初めて島唄を聴く内地の人にとっては曲の判別さえ難しいかも知れません。
奄美大島の三線と沖縄の三線
奄美大島の三線と沖縄の三線、どちらも同じ様な姿形をしていますが、よーく眺めると、見た目の違いが一つ。
厳密にいえば、革の張り方など色々と違いがあるものの、糸が違うのが判りますか?
奄美の糸は黄色い糸、沖縄は白い糸が貼られます。これは演じる音楽が全く違うからで、奄美大島の三線の弦は、「奄美弦」「大島弦」などと呼んで区別します。
音楽の違いは、是非YouTubeなどでどうぞ。
里朋樹&歩寿(ありす)
南の島の音楽と言うと沖縄民謡ばかりになってしまってますが、奄美の島唄もあるぞ、と、京阪神下の奄美や沖縄のライブハウスや飲食店中心に、イベントなんかで唄ってるのが里朋樹と歩寿の兄弟です。
兄弟の島唄の実力は折り紙つき。兄の朋樹のCDリリースは小学6年、奄美民謡大賞では数々の賞を受賞し、妹の歩寿は2010年、奄美民謡大賞、最優秀賞受賞・奄美民謡大賞受賞、これは同じ奄美出身の元ちとせの最年少を塗り替えた記録で、今もまだ破られていません。
朋樹は言います。
「違うちょ、民謡コンクールは。島唄はもっと気軽にやらんば」
民謡コンクールは違うんだよ、シマの唄はもっと気軽に何処ででも演れるんだから。という意味です。
ホームページなども是非ご覧下さい。
>>> 里朋樹ドットコム
◆ 編集長G 記
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