堺の宿院にある宿院頓宮(しゅくいんとんぐう)は、住吉大社の御旅所として設置され、毎年8月1日には、大阪の住吉大社から神輿の御渡があります。
神輿は「べーら べーら」と言いながら大和川をじゃぶじゃぶと渡り、山之口商店街を抜けて、こちらの宿院屯所までやってきます。
桜の木が多いので、春は花見客で賑わいますが、神社としてはそんなに大きくもなく、由緒正しいわりにはあんまり有名でもないような感じです。
宿院頓宮と海幸山幸の伝説
(改装工事中の写真ですみません。)
宿院頓宮は、実は隠れたパワースポットでもあります。
霊感のある人が参拝すると、ビビビと感じるそうな。
宿院頓宮には、強烈な伝説があるのです。
神社の隅の方に、飯匙堀(いいがいぼり)という真四角の堀があります。堀なのですが、水は入ってなくて、真ん中にご神体を祀っています。
飯匙堀はいつも枯れていて、どんなに大雨がふろうと台風が来ようと、水害だろうと水が貯まることがないという話です。
これは、日本神話に出てくる海幸山幸の神話によります。
山幸彦が海神よりいただいた、潮の満ち引きを支配するという潮満珠(しおみつたま)と潮干珠(しおひるたま)で、海幸彦を溺れさせたり、カラカラにして懲らしめるお話ですが、その、カラカラにする方の潮干珠が、この飯匙堀(いいがいぼり)に埋められているという言い伝えがあるのですね。
ちなみに、満潮にしてしまう潮満珠の方は、住吉大社の玉ノ井に沈められているそうです。
こちらが潮満珠(しおみつたま)と潮干珠(しおひるたま)のセットで、1,000円です。
この珠をもつことにより、物事が思いのまま行きますように祈念されています。
住吉大社宿院頓宮へのアクセス
阪堺電車の宿院駅が最寄りの駅になります。
車だと、阪神高速湾岸線大浜出口より5分ほど。
駐車場は付近にコインパークがたくさんあります。
さかい利晶の杜の大きな駐車場に入れておくと、他の観光にも便利かも。
>>さかい利晶の杜
◆ 堺のT 記
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