えびっさんで賑わうえびす神社は、全国に数多くありますが、えびす神社の中でも、最古だと言われているのが、堺市にある石津神社です。
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石津神社
阪神高速道路堺線の終点近くにありまして、あんまり目立っている感じはありませんが、2000年もの歴史があるそうです。
日本最古の戎みやとしてしられますが、大阪の南部の例に漏れず、石津神社でも秋季例大祭のふとん太鼓やだんじりなども有名で、秋の祭りの時期には熱気たっぷりなな街となります。
樹齢1000年のパワースポット
境内には、大きな楠がありまして、本殿前にあるのが樹齢700年から800年、入口の鳥居の後ろにあるのが、樹齢1000年超です。
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樹齢800年
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樹齢1000年
テレビなどで、樹齢300年や400年をパワースポットなどと呼んで、若者が喜んでいるのが、ちゃんちゃらおかしい、みたいなことを神社の人が言っておられました。(この女性の年齢もかなりのように見受けられました。)
えびっさんは耳が遠い?
石津神社では、えびっさんと大黒さんを祀っています。(もちろん、ほかにも、菅原道真とか、いろいろ。)
本殿で参拝した後、右側に回り込むと、木槌と板がありまして、こちらを3回たたいてえびっさんにお願いごとをするといいそうです。
この場所が一番えびす様にちかく、そして、よく聞こえるように、木槌で叩いて合図をするんだとか。
えびす様って、耳がでっかいわりに、耳が遠いのだそうです。お願いするときは、ちゃんと住所氏名を名乗ってからが良いと、神社の人に勧められました。
記者も家族の健康をお祈りしてきました。
いろいろ教えてもらったので、お守りも購入。
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警備強化のお知らせ。罰当たりな奴がおるもんです。
えびす様の由来
ちなみに、商売繁盛の神様である、えびっさんは、釣り竿を持って鯛の入った魚籠を持っている七福神の神様というのが一般的イメージですね。サッポロエビスビールのラベルでおなじみです。
えびす様の由来ですが、大国主命(オオクニヌシノミコト・大黒さんのこと)の子である事代主神(コトシロヌシカミ)が、えびす様とされることが多いらしいです。
ただ、他にも色々な説があって、代表的なのが、日本列島を作ったとされる伊邪那美命(イザナギノミコト)と伊邪那岐命(イザナミノミコト)の最初の子である蛭子命(ヒルコノミコト)だという説です。
求婚のやり方を間違えて生まれた蛭子命は3年たっても歩けず、海に流されます。そして、流れ着いたのが、石津川の岸だったというお話。(西宮説もあり)
これが海の神様の戎さんになったということなのです。
そういえば、漫画家の蛭子能収は、蛭子と書いて「えびす」ですね。蛭子神社とかいて「えびすじんじゃ」と読む神社もあるようです。
神話の世界は、いろいろロマンがありますよ。
石津神社へのアクセス
神社の前の国道25号線は駐車禁止です。
神社の中に数台は駐車出来るものの、祭礼時には一切近寄れないので注意。
◆ 堺のT 記
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