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堺浜 海とふれあいの広場
- 2016/5/22
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堺の北の端っこの方、大阪市との境目あたりを海へ海へと走っていきますと、臨海工場地帯の埋立地に入っていきます。
その昔は、新日本製鐵の広大な製鉄所がありまして、敷地の真ん中を通る曲がりくねった一般道がありました。
ネット越しに、作りかけの超巨大な橋桁とかが、野っ原にボン、ボン、と置いてあるのが見えたりして、工場萌えにはたまらん、すごい景色でありました。
製鉄業がだんだん下火になり、新日鉄も事業を縮小、だだっ広い空き地は再開発されまして、平成18年に堺浜シーサイドモールができました。
スーパー銭湯や映画館、ショッピングモールなどができ、サッカー練習場や、アマゾンの配送センターもあります。
(ですので、堺市民はアマゾンで買い物したらその日のうちに配送されます。)
シャープ工場も期待を持って誘致されましたが、こちらは経営不振で台湾企業と合併とか話題になっておりますね。
海沿いの道路も綺麗に整備されており、行き交う船を見ながらぐるーっと、埋立地の周囲を走ることができます。
たまに大型車が通りますが、交通量はほとんどないもんで、道路の傷みもなく、よく自転車のロードレースの練習をしている人がいます。
海に向かった端っこは、だだっ広い公園になっています。こちらが「海とふれあいの広場」です。
新日鉄の時代は、ただの草ッ原みたいなものでしたが、今はドッグランエリアやBBQエリア、釣りエリアも作られて、家族で楽しめる公園になっております。(投釣りは禁止)
広場の真ん中には、かつての製鉄の道具(スクラップシュート)がオブジェとして置かれています。電線もないんで、凧あげができます。
トイレや自動販売機はあります。
ただ、こんな端っこまで辿り着く人は少ないようで、日頃はガラーンとしており、なんだかプロモーションビデオの撮影?をしてたり、楽器の練習をしてたり、のんびりしたかんじです。
大阪湾の人工干潟
高度成長期に作られた臨海工場地帯は、大阪湾をカクカクした、パズルみたいな地形にしてしまい、自然の砂浜は消滅してしまいました。現在は自然を取り戻すために、埋立地の端っこに人工の砂浜や干潟が作られています。(実験中)
野鳥や、カニや鮎などの生き物が、ずいぶん戻ってきているとのことです。
海とふれあいの広場の端っこまで歩いて行くと、半円形の干潟を見ることができます。
干潟では波の音がして、アジサシの飛び交う声も聞こえ、目を閉じると沖縄の無人島にでも来たような気分になれますが、目を開けると、干潟の向こうには、工場や橋、神戸の六甲アイランドなど、作られた地形が見えます。
失われた自然を取り戻すって、大変なことだなあーと思える風景です。
海とふれあいの広場へのアクセス
車だと、阪神高速湾岸線三宝出口から約10分です。無料駐車場は500台駐められます。(ほとんどガラガラです。)
電車・バスの場合、南海高野線堺東駅、南海本線堺駅から南海バスが出ています。「堺浜シーサイドステージ」または「堺浜」または「匠町」下車。バス停からは、徒歩、2kmほどです。
◆ 堺のT 記
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