発売から3週間近く経とうとしていますが、ASUSから発売されたUltraBookのZENBOOKが高評価をもらっているようです。私自身も発売日に購入して愛用していますが、色々と持ち歩くのにもカッコがつくようになりました。
というわけで今更ながらおさらいということで、MacBookAirとの比較をしてみたいと思います。
まず筐体についてですが、ASUSのUltraBook、ZENBOOKには2タイプあります。11.6型と13.3型で、筐体自体も薄型の軽量ユニボディにアルミ削り出しのデザインと一見みればMacBookAirを思い出させるような構成となっています。また、CPUも超低電圧版のCorei7やハードディスクにはSSDを搭載、さらにはスリープ状態から約2秒の高速復帰機能も兼ね備えているところをみると、完全にMacBookAirをライバル視しているような感じです。
そしてなんといっても画面の解像度です。11.6型(UX21E)は1366*768ドット表示と現在発売されているノートPCの標準規格となっていますが、13.3型(UX31E)はなんと1600*900ドット表示と解像度面についても、MacBookAirの1400*900ドット表示を超える性能を備えています。
ハードディスク面については、特にどちらも変わりはなくSSDタイプで、バリエーションによって保存領域が異なり、UX31Eは最大で256Gタイプも発売を予定している。(11月下旬)
また、バッテリーの駆動時間にも公称で約8.1時間とロングタイム設計となっており、外出時にも安心ですね。重量もUX31Eタイプで1.4キロ弱と持ち運びもストレスなくできるのが良いところです。
その他の基本的なスペックはほぼ同等となっており、CPUには超低電圧版のCorei7-2677M(1.8GHz/最大2.9GHz)、メモリは4GB(DDR3-1333)増設不可、グラフィックスにはCPUに内蔵されたIntelHDGraphics 3000を利用している。IEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth4.0、ディスプレイ出力をサポートする(miniVGA、マイクロHDMI)、USB3.0など本体の設備に関しても魅力的な内容となっています。
筐体の仕様上、LANケーブルを接続する端子がないのですが、これは付属するUSBポートに接続することで有線LAN(1000BASE-TX)が使えるイーサネットアダプタが付属しています。モニター出力もminiVGAとアナログRGB(D-sub15ピン)を接続する変換アダプタも付属していますし、これらを収納する専用のキャリングケースまで付属しているのだから、とても太っ腹な内容となっています。
性能を見比べてみると、ZENBOOKシリーズは全てのモデルでCorei7を採用していますが、MacBookAirでは標準がCorei5シリーズ、オプションでCorei7へのアップグレードが可能となっています。
キーボードに関しては、WindowsのOSがキー数も多く上部のFキーや下部の上下左右変換キー等のボタンがやや小さくなってしまうのが、操作感としてはマイナスになってしまうでしょう。ですが、実際に使ってみての感想としてはそこまでの使いづらさという感じは見受けられませんでした。11.6型ではどちらも画面の解像度が1366*768と違いがありませんが、13.3型ではMacBookAirが1400*900に対し、UX31Eは1600*900と横に160ドット分広く、より作業スペースやHD映像の閲覧時に違いが出てくるでしょう。
また当然のことながら長時間の利用による筐体の熱ですが、表面についてはほとんど温度の上昇は感じられませんでした。パームレスト部分はもちろん、キーボード部分に関しても同様です。バッテリー装着時は上部の部分(Fキーの上辺り)に温度の上昇が感じられるものの、パームレストやキーボード部分に関してはほとんど温度上昇は感じられなく、長時間の使用でもストレスなく使えます。
タッチパッドは、MacBookAirの仕様に似たものとなっており、複数の指を使用して拡大縮小や縦・横のスクロール、デスクトップを表示といったことができるようになっています。感度としては特に問題ないと思いますが、使われる方によっては、いまいちだという事もあるかもしれません。タッチパッドの機能はOFFに出来、マウス操作だけにすることも可能ですので、誤動作は防ぐことができます。
色々と書いて来ましたが、総評すると間違いなくオススメできるUltraBookと言えると思います。性能面からデザインそして価格。これほどコストパフォーマンスに優れたパソコンはなかなか手に入らないのではないでしょうか。
長く使えるパソコンだと私は思っています。
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