三大橋ときけば、瀬戸大橋と、明石大橋と、関空連絡橋? などとスケールの大きい橋をイメージしてしまいますが、大阪にはもっと歴史ある三大橋があります。
大川(旧淀川)にかかる、天満橋、天神橋、難波橋です。
目次
浪華三大橋とは
浪華三大橋は、豊臣秀吉とか、そのあたりの時代にかけられた、由緒正しき橋なのです。水の都大阪は江戸の昔より八百八橋といわれて、橋が多いのですけど、浪華三大橋は、特に美しい橋とされています。
もちろん当時のままではなく、現在は鉄橋になっております。
現代は道路と一体化しておりますので、自動車で走っていると、橋と気づかずに通りすぎてしまいますが、夜はライトアップされたりしていて美しいです。
写真好きの人でしたら、ついカメラを向けてしまうことでしょう。(もしくはスマホ)
大川は昔から、夕涼みや船遊び、花火見物、お月見などで賑わっていたようで、現在も水上バスや屋形船が行き交っております。(お花見の季節は値段が上がります。)
橋の下を船でくぐり抜けるのも、風流であったことでしょう。
現代は鉄骨とコンクリートが見えるばかりで、あまり風情があるとはいい難いですから、離れて眺めるのがいいです。
地下鉄谷町線天満橋駅(京阪天満橋駅)をでたところにあるのが、天満橋、そちらから川下に向かって歩いて行くと、天神橋、難波橋があります。
天満橋の素敵な夜景
天満橋は夜になりますと、青や緑の光でライトアップされます。「天が満つる光の架け橋」というコンセプトだそうです。
また、天満はガラス発祥の地だそうで、天満切子模様が浮かび上がって、なかなかメルヘンチックです。
屋形船が発着する八軒家浜船着場は、天満橋のすぐ脇にあります。
天神橋は天神祭のイメージ
天神橋は、219.7mあり、浪華三大橋の中で一番長いです。
ついでに、天神橋筋商店街は、日本で一番長い商店街として有名です。
天神橋は中之島公園をまたいでおりますが、昔は橋の下に陸地はなく、対象10年に大川の浚渫ででた土砂を埋め立てて、中之島が上流に延びたもんで、橋の下に陸地ができたそうです。
黄色の光でライトアップされて、美しいです。
「灯りのゆらめき天神橋」とネーミングされ、天神祭の灯りのイメージだそうです。
下は中之島公園端っこにある噴水。
橋の途中に螺旋状の通路があり中洲に降りられます。
橋の下に謎のテントが・・・
難波橋はライオン橋
難波橋(なにわばし)のコンセプトは「光が彩る歴史と今の交差難波橋」。
パリのセーヌ川に架かるヌフ橋とアレクサンドル3世橋がモデルだそうです。
石造りのライオン、大阪の市章の入った高欄など、歴史を感じさせますが、上に高速道路が通っていて、景観としては今ひとつ。
橋を渡ったところにある大阪取引所も歴史を感じさせる建物です。前に立っている銅像は、大阪経済のために頑張った薩摩の侍、五代友厚です。
ちなみにこちらの橋のたもとにも誰か寝ています。
江戸の昔から、橋の下は人の仮住まいの場となっていたのでありましょう。
◆ 堺のT 記
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。