記者の先祖代々のお墓は、古くからある公営墓地にあります。
○○大尉などと、戦時中の役職の彫り込まれた巨大な墓石が、一等地に並んでおります。
古いだけに、かなり風化している墓石が多くて、いつも倒れてくるんじゃないかと心配しながらお墓参りをしています。
鉢ヶ峯公園墓地を参拝
記者も死んだら、先祖のお墓には入れるでしょうが、こちらでは新たにお墓を建てるスペースはもうなさそうで、募集もしていないようです。
生きている人間のスペースは、そのうち空きますが、死者のスペースは、おおむね減ることはないですので、困ってしまいますね。
妻の方のお墓は、新しい公園墓地です。堺市霊園鉢ヶ峰公園墓地といいまして公営です。
堺市の南の端っこの方の丘陵地帯を切り開いて作った、広大な敷地になっています。空気もきれいでさわやかな場所です。
とってもキレイで、休憩所や売店もあります。付近は桜の名所でもありますので、お墓参りと花見を兼ねてでてくるというのもよいですね。
ゲゲゲの鬼太郎が出てきそうな、記者家のお墓のある墓地とはずいぶん違います。
鉢ヶ峯公園墓地は、内部をぐるっと車で一周できるようになっており、入っていきますと、右も左も見渡すかぎりお墓です。
道は広くて綺麗で、ドリフト族が見たら、さぞ血が騒ぐであろうと思われます。(お墓参りのついでに車も洗っていこうという不埒な輩がいるのか、ところどころに「洗車禁止」と書いた看板があります。)
お年寄りだと、奥の方には、歩いてではとても辿りつけません。
公営霊園とは
鉢ヶ峰霊園は、広さは49万㎡、15,000区画あります。
古い墓地と違って、しゃれた形のオリジナルデザインの墓石も見かけることができます。宗教不問です。
周りには石屋さんがありますので、どんどんお墓を作っていっているのでしょう。
これだけ敷地があっても抽選のようで、堺市民であることや、すでに霊園の使用者でないことなど、応募の条件があります。
墓地使用料は1区画2.6㎡1,092,000円、年間管理料が3,900円からです。(平成27年募集分)
公営墓地なので、市民であることや、抽選といった成約はありますが、民営よりずいぶん低価格ということらしいです。
公営霊園は、宗派は関係なしですし、墓石や石材店も自分で選んでOKです。自治体が運営しているので、倒産や閉鎖という心配は少ないですね。
ただ、鉢ヶ峯公園墓地では、お寺さんが確保している民営のスペースもあるようで、お寺経由でお墓を作る人もおられます。
周囲に鉢ヶ峰堺中央霊園、鉢ヶ峯堺阿免寺墓地、聖徳寺墓地、鉢ヶ峯堺中央東霊園、發光院鉢ヶ峯霊園、鉢ヶ峰長慶寺、鉢ヶ峰祥雲寺墓地といった、民営墓地や寺院墓地が集まっています。
公営と民営、寺院運営では、値段だったり、指定の石材店だったり、お寺との付き合いだったり、いろいろ違いがあるようですので、よく調べて選びましょう。
「堺市霊園」とか、「堺市公園墓地」などで検索をすると、公営も民営もごっちゃで出てきますので、これからお墓探しをするひとは、そのへんの違いはしっかり確認したほうがいいかもしれませんね。
◆ 堺のT 記
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