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江久庵
金箔入りのお酒は、お正月に飲んだりして、わりと馴染みがありますが、金箔カステラというのは珍しいのではないでしょうか。
堺市の方違神社の横に、「門前そば」という古くからの蕎麦屋さんがあり、その横に並んで「江久庵(こうきゅうあん)」というお菓子屋さんが並んでおります。
こちらのお店はまだ新しく、まだできて5年やそこらではなかったかな? と思います。お店の色合いが蕎麦屋と似ていますので、並んで老舗に見えるのですが、中に入るとピカピカのゴージャスです。
金箔カステラ「黄金の哲学」
何がピカピカでゴージャスかといえば、入ってすぐ真正面のショーケースに、金箔カステラが置いてあるのです。
堺といえば、記者が子供の頃に放映された、NHK大河ドラマ「黄金の日々」、ルソン助左衛門の物語が有名です。
それにちなんで黄金のカステラなのでしょう。商品名は「黄金の哲学」です。1本2,880円となかなかのお値段。
店の奥は、ちょっとしたお茶処になっておりまして、抹茶やコーヒーとともに、黄金カステラやあんみつ等もいただけます。
タイミングが良ければ、茶道のお点前をいただくこともできます。
千利休の茶室と庭
お茶処の奥は一面大きなガラスの仕切りになっていて、そのむこうに千利休の茶室と庭が再現されております。
さらに茶室の向こうは、反正天皇陵の濠と森がありまして、野鳥が鳴いております。
なんだか別世界のように落ち着いた上品な世界なのです。千利休の侘び寂びです。
江久庵のメニュー
お店には、オリジナルワインや日本酒も置いています。江久庵を経営する会社が、酒蔵(EH酒造)や、ワイン畑(サマーウッドワイナリー)も持っているのです。
株式会社EH(エクセルヒューマン)という会社でして、高額納税者が公表されていたころは、いつも会長と社長がランクインされていました。
お店を訪ねて来られた方の記念写真も飾ってありまして、堺市長だとか、桂文枝だとか、北島三郎だとか、そうそうたる面々が来ておられるようです。
方違い神社参拝の折には、門前そばで、ランチのあつもりなどを食べたのち、デザートにはぜひ、江久庵の金箔カステラを召し上がってください。
希望すれば庭の散策や茶室の見学もできます。
お店の方が丁寧にガイドしてくれますよ。
(通常、茶室のにじり口は屈まないと入れない大きさになっているものですが、こちらの茶室には、豊臣秀吉が立ったまま入れる入り口が付いています。)
ちなみにこのEHという会社は、とっても多角経営で成績好調なのか、堺市の中心地の堺東駅から北に伸びる府道30号線(通称13号線)沿いと、海に向かって伸びる大小路筋沿いの土地をどんどん買い占めていっています。
そのうちエクセル町という町名になるのではないかと、記者は睨んでおります。
江久庵へのアクセス
南海高野線の堺東駅から歩いて10分ほど、少し離れた方違神社の南側に、江久庵の専用駐車場があります。
◆ 堺のT 記
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2020年 2月 28日トラックバック:堺 方違神社(ほうちがいじんじゃ) | ディープ大阪
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