- Home
- 外ごはん, 大阪で食べる各地の郷土料理
- 韓国釜山のグルメレポート
大阪の鶴橋や桃谷にはコリアタウンがあって、キムチ屋さんがひしめきあっています。
が、今回の取材は本場のコリアタウンです。
釜山です。神戸から船で訪問しました。
目次
釜山は韓国第二の都市
釜山は、韓国市の港町で、ソウルに次ぐ大都市です。
ワールドカップやAPECの会場にも選ばれています。
ソウルが東京とすれば釜山が大阪といったところでしょうか。東京の雰囲気ってよく知らないんですけど、釜山はたしかに大阪っぽい感じもしないこともないです。
大阪では韓国に対するヘイトスピーチが問題になっておりますが、本場での問題はMARSです。疫病です。命がけです。
感染予防のためにマスクをつけて突撃取材しましたが、町中で誰もマスクをしている人がいないので、すぐはずしました。
パンデミックな雰囲気はまったくありませんでした。
釜山の魚市場はワイルドでした。
港にはチャガルチ市場という魚市場がありまして、こちらは露天の魚屋がズラズラと並んでいます。
でっかいタコやすっぽん、腹を開帳してハラワタがないことを強調した魚が並んでおります。
魚屋がお食事処を兼ねていまして、魚定食が7,000ウォンだと、おばちゃんが熱心に日本語で呼び込んでおりました。
ちなみに7000ウォンは換算すると770円くらいです。
おおざっぱに10分の1と計算すればいいですが、なんだか感覚が狂いますね。
記者(と家族)が昼のお食事に入ったのは、市場から出たところにある、日本語が聞こえてこないエリアにあった、こじんまりしたお店。
看板は全部ハングルです。
他の客は港湾の職員らしきおっちゃんたちで、おばちゃん達とゲラゲラ韓国語でしゃべっていて、記者一行はさっぱりアウェイな感じでありました。
店のおばちゃんは、定食4000ウォンだというようなことを言ってるので、市場より安いじゃないかと思って入りましたところ、メニューも見せずにいきなり色々運んできました。
昼定食みたいなもんが、決まっているみたいでした。
茶はヤカンに入っていて、勝手に入れろ、とジェスチャーで告げられ、ヤカンのフタを開けるとなんだか得体のしれない粉がいっぱい沈んでたんですけど、郷に入らば郷に従えということで。
出てきたのは、白飯と、鯖みたいな焼き魚と、豆腐とトンガラシと、超辛い味噌汁と超辛いキムチの皿が3つ。
小学校の給食を思い出すようなアルミだかブリキだかのお皿に入ってました。
ちなみに、お手拭きはトイレットペーパーです。
これ、ご飯を除いて、どれもこれも、ものすごく辛いです。
韓国のビール
おっちゃんの一人がビールらしきものを、アルミ皿に注いで飲んでいたので、あれは何?と尋ねるも、いまひとつ意思の疎通ができず断念。
キムチの辛さで汗だらだらだったのでビールを飲みたかったんですが、超薄い茶で我慢しておりました。
一応完食しまして、メインストリート沿いにあったセブン-イレブンで、先ほどのビールらしきものを見つけまして、飲んでみたらやっぱりビールでした。
CASS FRESHというらしいです。アルコール度数4.5%。
キムチを食いながら飲みたかったです。
コンビニの店員さんは日本語学習中
セブン-イレブンのレジ係のおとなしそうな兄ちゃんは、どうも日本語学習中だったらしく、これはなんと発音するのか?とスマホを見せて英語で尋ねてきました。
表示されていた文字が「ゑ」。
「え」だったか「い」だったか自信がありませんでしたが “It’s sound e!” と答えておきました。
間違ってなかったようで良かったです。
韓国って自国の文字は表音文字に簡略化しているというのに、この若者は他国の、もう使っていない文字まで学ぶのだなあと、妙に感心してしまいました。
しかし、ハングルが定着したのは、実は日本統治時代に朝鮮人民の識字率を高めるための政策だったそうで、日本の言語学者と教育者が苦労したそうですよ。
日本とは深い関わりがあるのですね。
◆ 堺のT 記
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。