あちこちの商店街を歩こう、と言うのが最近のディープ大阪のテーマの一つ。
「昔は賑わったんだけどね」というのが各地の商店街の感想として見聞きして、それを否定出来ないのは寂しい限り、とは言え、まだまだ賑わっている商店街もあるのも事実、そして、そこには「らしさ」がたっぷりあるなと思うのです。
まずはディープ大阪御用達、大阪の下町、天神橋筋商店街です。天神橋筋商店街は南北2.6キロメートル、600以上の店舗が並ぶ日本一長い商店街、実に地下鉄の駅3駅分の長さです。
更に派生する天五中崎商店街や天満市場界隈など、今も昔も大阪さしさたっぷり残して賑わう商店街なのです。
天神橋筋は、江戸の時代から続く歴史のある商店街で、「大阪天満宮」への参拝客で賑わい、日本の物流に大事な役割を果たした「天満青物市場」を中心として発展し、現在に至ります。
たとえば、天神橋筋6丁目は「天六(てんろく)」、天神橋筋5丁目は「天五(てんご)」などと呼ばれます。年配の方の口からは「十丁目筋商店街(じっちょめ)」などと呼ばれますが、これは大阪城の南北縦に走る通りを一丁目とし、天神橋筋商店街がそこから10本目であったことから十丁目となったそうです。
歴史はさておき、個人的なお勧めはJR天満橋付近の天満市場を中心とするエリアです。やっぱり大阪は食だと言わんばかりにグルメな店が並びます。
江戸時代から続くこの天満市場、数年前にきれいに改装されて「ぷららてんま」として生まれ変わっていますが、周辺はまだまだ古い市場の雰囲気たっぷり、食べ歩きも食材のお買い物も楽しめます。
「奴寿し」「春駒」「すし政」は度々雑誌やテレビにも紹介されるリーズナブルな天五の寿司屋通り。お好み焼きの「菊水」に鰻の「天五屋」。きつねうどんにどんぶり。
焼き肉と言えば、大阪では鶴橋があまりにも有名ですが、このエリアのコリアンタウンの焼き肉を始めとする韓国料理も最高です。
最近はビニールシートに覆われた「ビニ街」なる店が流行りの様子で、リーズナブルに飲み食いが出来、天満市場界隈の新たな名物となっています。
最近新しい店がどんどん出来て面白いのが大阪天満宮界隈。てんいち、てんにあたり。古くから続く老舗と呼ばれる店も沢山あります。天満宮のお膝元ですから、この辺りが賑わいを見せなければ寂しい限りです。
これらはほんの一部、何年かかっても散策し尽くせない面白さはやはり長い歴史があるからでしょう。交通アクセスも良く、大阪の下町の商店街でどっぷりと大阪するに、天神橋筋商店街はおススメです。
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