中央環状線とちんちん電車の走る大道筋が交差する宿院町、堺市の旧堺市民病院跡地に、文化観光施設が完成し、3月20日にオープンしました。
「さかい利晶の杜」という名前の観光拠点でありまして、ネーミングは堺の街と縁が深い、千利休と与謝野晶子の名前からです。
目次
さかい利晶の杜(りしょうのもり)の魅力
病院の跡は10年以上も空き地のままほったらかしで殺風景な景色でしたが、ようやく街の中心らしいモダンな建物ができましたねえ。
隣接する千利休茶室跡も、いぜんは可哀想なくらいに目立たない存在でしたが、こちらも立派な門構えになって、観光地らしくなりました。
さかい利晶の杜は千利休の茶室の再現や、与謝野晶子の家の再現、いろいろ資料の展示などある、文化的な空間です。
1階の無料エリアと、2階の有料エリアに分かれています。
無料エリアでは、当たり前田のクラッカーや、都こんぶなどの堺名産の販売もしています。
建物はガラス張りで明るく、壁一面の大きなパネルが、タッチパネルになっており、なかなか未来的なすごい設備で楽しいです。
まだ、できたばかりなので、コンクリートなのかセメントなのかの匂いがきつくて、鼻につきますが、時間とともに落ち着くことでしょう。
堺市は世界遺産をめざしています
大阪には世界遺産はありませんが、堺市が仁徳天皇陵をはじめとした百舌鳥羽曳野古墳群を世界遺産にしようという動きがあります。
世界遺産に登録されれば外国人観光客もどっと増えて、こちらの施設も大賑わいするだろうという目論見でしょうね。
海外の茶道ファンや、与謝野晶子マニアにはたまらない場所になるかもしれません。
しかし、堺市民の記者から見ると、大仙公園にある堺市博物館、堺市駅に近い堺市立文化館、堺市役所の展望ロビー、方違神社横にある江久庵など、あちこちに分散されているもののひとつ、といった感じで、とくに内容には感動はなかったです。
まあ、地元民からすれば、一回見たらいいかあ、といった感想なんですけど、近所での用事が意外に早く済んでしまって、駐車場に車を止めてたついでに、ちょいと時間でも潰していくか、という感じで、またくるかもしれません。
施設内には、ドライブスルーもできるスターバックスや、豆腐料理の「梅の花」があります。
こちらは場所柄、けっこう繁盛するんじゃないかなという気はしています。
利晶の杜へのアクセスと駐車場
電車でしたら、南海本線堺駅より、徒歩10分くらい。バスも出ています。
チンチン電車の阪堺電車宿院駅からは、すぐです。
マイカーでしたら、阪神高速堺線堺出口か、阪神高速湾岸線大浜出口より、3分ほど。
タイムスの駐車場があります。
1時間200円。最大料金は駐車後24時間1400円。
◆ 堺のT 記
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