大阪はおかげさまで自然災害の少ないところでして、私が生まれてからはこれといって大災害に遭っておりません。
阪神淡路大震災のときは、大阪でも活断層の上の古い家屋などで被害があったようですが、そんなに大災害というほどでもなかったし、台風もだいたいうまい具合にそれてくれています。
しかし、まったく安心かというとそんなこともなくて、記者の地元、堺でも戦前には大洪水があり大勢亡くなられました。(三宝小学校に碑が建っています。)歴史的にも、安政南海地震(1854年)、宝永地震(1707年)、正平南海地震(1361年)などで大阪に津波被害がでております。
地球の歴史から見ると、100年やそこら、一昔にもならないでしょう。阪神淡路大震災までは神戸なども災害の少ない安心な街だと思われていたのですから。
東日本大震災のあとはハザードマップも見直され、危険地帯がずいぶん広がりました。ハザードマップは各市町村のホームページよりダウンロードできます。
大阪市 → http://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000299877.html
記者の浅はかな感覚では、大阪湾の前には淡路島もあるし、沿岸地域は広大な埋立地が広がっているし、そんなに波は来ないんじゃないかという気もするんですが、自然災害は人智の及ばないところですものね。
埋立地は液状化するし、工業地帯は石油コンビナートや化学工場など危なそうなものがいっぱいです。地震が来たら山の方に避難するのがいいと思います。
水の町の大阪市は、そもそも海抜ゼロメートル地帯も多いです。満潮時の海面より地面のほうが低いのですね。
安治川、尻無川、木津川の防潮水門が高潮から町を守っており、水が入ってきた時のために毛馬排水機場があって洪水に備えられていますが、これで完璧というものがないのが防災ですね。
記者の地元にある市民病院も最近、津波注意ライン(標高6.8m)の外側に引っ越してしまいました。(その跡地に別の民間病院が入っているのですが…)
海に近い高い建物には、避難のためのシールが貼ってありますので、そちらを普段から意識しておくのがいいと思います。
◆ 堺のT 記
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