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浦美術館は堺市にある衝撃的なリサイクルショップ
大阪市内から堺方面に阪神高速堺線を走り続けると、国道26号線に合流します。
ちょうど合流する地点の左側に、でっかい恐竜がいます。
こいつは、たぶんティラノサウルスだと思うんですが、浦美術館の看板です。
浦美術館はテレビのCMでもやっている、堺ではちょっと知られたお店です。
といっても実は美術館ではなく、リサイクルショップです。
しかし、リサイクルショップといっても、置いてある商品は、そんじょそこらのショップと違って、事務機器や電化製品じゃありませんのです。
古美術商といえなくもないですが、いや、なんだかいろいろ、ぶっ飛んでおります。
浦美術館の社長
近くにスーパー銭湯がありまして、子供とそちらに行くついでに、裏美術館の店内をのぞいてみました。
店主(館長?)らしき年配の男性が、奥からでてきて声をかけてくれました。
しかし、「いらっしゃいませ」でも、「こんにちは」でもなく、開口一番、
「だんじり、買うてや~。」
お店の入り口のところに、まごうことのない、山車(だんじり)がおいてありました。
本物???
「あれ、ほんまに引っ張ってたやつでっか??」ときけば、
「そうや。ふたつあんねん。買うてや~」
恐ろしくて、値段は聞かなかったです。
どうもこの方、浦美術館の社長さんのようでした。
高級品を扱っているお店の社長と思えぬ、フランクさというか、ざっくばらんさというか、テキトーなおもてなしに、記者は大いにビビったのでありました。
浦美術館の骨董品
さらに、
「おじょうちゃん、おもろいもんあるで~」と指差したのは、天井付近からこちらを見下ろしている、実物大のシロクマでした。
剥製?
シロクマって、でっかいんですよ。いきなり間近で目撃したら、腰が抜けます。
ほかにも、オペラ座の怪人に出てくるような、落ちてきたら即死であろうでっかいシャンデリアや、ワシントン条約が気になる象牙の彫り物や、何十人分盛れるねん、というほどでっかいお皿や、金の仏像や、エルビスプレスリーや、マリリンモンローや、鉄人28号や、すごいもんでいっぱいでした。
日本古来の鎧兜もずらーっと並んでおりました。
私の友人に、レプリカの鎧を三つ持っていると自慢している者がいるのですが、ここで揃えれば対抗できそうです。
しかも、レプリカというかんじじゃないし。
鎧コーナーからは、なんだか妖気が漂っているようなかんじも。
古そうな木の箱の、ハトが鐘を突っついて鳴るオルゴールの音楽が店内のBGMでして、これも、遊園地などでなっていれば可愛らしいと思いますが、ここでは不気味さに輪をかけているようなかんじがします。
いやあ、いいものたくさん見せてもらいました。3歳の娘は「怖い~」と泣きっぱなしでしたが。小さい子供は、霊感が冴えているのかもしれません。
これらの古物品は、ヤフーのオークションにも出品しているようです。でも、是非実物が陳列されている様子を見ていただきたいですね。
店の入り口には、暴力団お断りの貼り紙がありました。
たぶん、本当に来るんでしょう。事務所の壁飾りに似合いそうなものもいっぱいありますから。
◆堺のT 記
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