土用の丑の日にはなぜ鰻を食べるか

土用の丑の日に、暑い時期を乗り切るために栄養満点の鰻を食べるという習慣が昔からある、という事で、丑の日はもちろん前後は鰻三昧なのが我々日本人です。

目次

大阪人の土用の丑の日

こってこての大阪人の私など、土用の丑の日あたりは天神祭と重なるので、子供のころは天神祭の時には鰻を食べる、

ぐらいに本気で思ってたし、実際にそう思ってる大阪人は少なくないと思うのです。

鰻の旬は夏じゃない!


 
そんな、夏の風物詩の鰻ですが、実は大きな勘違いがあって、実際には鰻の旬は、冬眠に入るまでの準備でまるまると太った、秋の脂の乗った時期の鰻が旬とされてるとの話しにびっくり。

さらに、夏場の丑の日の時期の鰻って、実はバレンタインデーと同じく、業界の宣伝告知の賜物だという事はあまり知られて無い、と某鰻専門店の主人に聞かされました。

スーパーやコンビニでも、うな重をよく見かけるのはそういう事、流通のマジックにまんまとやられてしまっているとのこと・・・

そして、その発案者というのが、かの江戸時代の発明王「平賀源内」なんだとか、、、今ひとつピンときませんよね。

鰻は栄養満点


 
冷たい飲み物ばかりを飲んで、流石に食欲の落ちる土用の丑の時期に、ビタミンAやビタミンBが程よく含まれる鰻を食べるのは十分に効果が期待できる、むしろ旬の物よりも体には易しいのだ、ともいわれています。

私は完全にこちらの説を尊重しますね。

夏場の鰻推進派からすれば、気のせいかもしれませんが、冷やしそうめんしか食べたくない時でも、鰻ならと思うし、実際に鰻を食べると元気になる気がするのですから、私にとっては土用の丑の鰻はパワーフードでしょう。

当たり前の話かもしれませんが、鰻も魚ですから、話題の栄養素、DHAやEPAなども豊富で不飽和脂肪酸はコレストロール減少にと、良いことばかりじゃないでしょうか。

日本の鰻事情

うな丼定食
 
その鰻ですが、近年は稚魚の高騰で、販売者も我々消費者も気軽に手を出せなくなってしまいました。

以前と比べると、同じ値段でも確実に小さくなってしまって、寂しい限りの鰻事情ですが、それはそれ、機会があれごとに、夏の鰻をせっせといただいております。

以前は、天然の鰻というのに憧れて、マイ鰻筒を年間面倒みてもらうというプログラムにも申し込んでました。

必ず何匹かの天然うなぎうをいただくことが出来て、なかなか楽しめたのですが、今はちょっと形を変えた「うなぎ筒漁」ツアーになっています。

鰻好きな方は要チェックです。

天然うなぎを手に入れろ
http://www.pamco-net.com/asobo-ya/as-program/unagi.html

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