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- 大阪湾の無人島 友ヶ島を観光
大阪湾に浮かぶ無人島が友ヶ島へ行ってきました。といっても、和歌山県に属するのですけど。
バンガローがあって、宿泊できますので、無人島というのもどうなのかな? という気もしますが、民家はないので無人島なのでしょう。
最近は宮﨑駿の映画「天空の島ラピュタ」の風景に似ているということで訪問客が多いそうです。ラピュタが上映されていたころ(1986年)、記者は高校の遠足で行ったことがあるのですが、当時は誰もそんなことを言ってませんでした。なぜ、今頃ラピュタ?とちょっと不思議ではあります。
ラピュタに似ているというのは、友ヶ島にある旧日本帝国陸軍の軍事施設の跡が、朽ち果てて自然に帰りつつあるところでしょう。
パズーとシータが、竜巻を乗り越えてたどり着いた、天空に浮かぶ島の風景に似ているんですね。
友ヶ島の軍事施設は、明治時代に作られて、太平洋戦争の戦後は放置されています。(発電施設は関空ができるまで使われていたようですが。)
レンガ造りの建物が崩壊して、草ボーボーになって森に埋もれて、木のあいだをリスがちょこちょこ走り回っていて平和です。鹿もいるようです。
松の木が多いのはラピュタとちょっと違いますね。
地下の弾薬庫跡は、真っ暗けで、懐中電灯で照らしながら細長い通路を探検するのがスリリングです。
足元に白骨でもあるのではないかとビビってしまいますが、実際には戦場にならなかったそうで、白骨とか穴の空いたヘルメットとか、弾の当たった跡だとか、そういう血なまぐさいものはありません。
でも、ちょっとした段差につまずきまして、おもわず「わー」と叫んでしまいました。
船が着く野奈浦桟橋から西側を回るコースと、東側を周るコースが有ります。砲台跡や灯台、標高119メートルのタカノス山展望台といった、写真写りのよさそうなスポットが多いのは西側です。
西側はアップダウンが多く、のんびり見て回って3時間くらいの3.3kmのコースです。山歩きになります。記者は今回、西側をまわってみました。東側はなだらかな自然散策コースで6.1kmです。東の端っこは小さい虎島があり、潮が引いているときは渡れるそうです。
ちなみに友ヶ島というのは、沖ノ島、虎島、神島、地ノ島の4つの島でなっており、神島と地ノ島には上陸できません。こちらこそ全くの無人島といえますね。
観光できるのは沖ノ島と虎島でして、宿泊施設やキャンプ場もこちらにあります。
友ヶ島へのアクセス
加太港から友ヶ島汽船に乗っておよそ20分です。友ヶ島汽船のホームページに時刻表が乗っていますが、実際の船の時刻はお客さんの数によって流動的に変わるようでして、時刻表より便は多いようです。
帰りの最終便に遅れても、なんとかしてくれるようなことをちらっと聞きましたが、迷惑をかけないように計画的にまわるのがいいとおもいます。
フェリーではないのでクルマは加太港の駐車場においていくことになります。駐車料金は一日700円。島に宿泊するなら1400円です。加太港の駐車場は入り口がわかりにくいので注意。民家の間の細い通りを抜けていくようなかんじになります。
船は船内の席と甲板の席があります。寒いですが、写真を撮るなら甲板のほうがおすすめ。
友ヶ島での宿泊
かつて民宿がいくつかあったようですが、軍の施設と同じように朽ち果てていっているのか、単にシーズンオフなのか? 現在宿泊できるのは「海の家(うみのや)」というバンガローです。(もしくはキャンプ場でのキャンプになります。)
水道水や井戸水は飲めないということで、ミネラルウォーターの持ち込みは自由です。売ってますがちょっと高いです。
何しろ水は貴重で、宿泊客以外はトイレ使用にも料金が必要です。記者が行ったときは、、宿泊客は記者の家族と、ほか若い男女グループと、アベック一組でした。
客が少ないからか風呂は男女ふたつあるうちのひとつだけ湯を入れていました。記者のところは家族で入ってくださいと言われ、ひさしぶりに家族風呂でした。
男女グループも一緒に入ってくださいと言われたのでしょうかね? 大義名分ができて男子はワクワクですね。
食事は海鮮の七輪のBBQでおいしかったです。
夜は真っ暗けです。星が綺麗でした。海の家からは、海への日の入り、日の出が位置的に見えませんので、ちょっと残念。(展望台から見えますが、日が沈んでしまったら大変。)
テレビはありませんでしたが、孔雀はいました。
インターネットはつながらないというふうに聞いていましたが、ソフトバンクはアンテナが有るようで、つながりました。
俗世界を離れて遊びのには、ネットはつながらなくてもいいのになーという気も多少致します。
◆ 堺のT 記
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