帰省した際に、祖母が庭に植えるシキミの苗を買いに連れて行ってほしいとのリクエストで、園芸店へと出かけました。
ちょうど私も自宅や事務所の神棚用にサカキを育てようかと思っていたので運転手をかって出て、育て方など色々と聞いてきたので紹介します。
榊(サカキ)と樒(シキミ)はご存知でしょうか?
特に今の若い人には興味も無いのは当然だろうと思います。かく言う私もつい先日までは気にも止めなかったので決して偉そうな事は言えませんが、我々日本人にはものすごく縁の深い物です。
今すぐ用はなくとも、知識として覚えて置くべき事じゃないかと思います。
目次
榊(サカキ)と樒(シキミ)の違い
まずは用途が違います。榊は神の木と書く字の通り、神事に使われます。
自宅の神棚にも祀ります。
神様の地とこの世の境で「サカキ」という説や、常に緑の葉が茂ることから
「栄える木」を略してサカキ。
どちらかと言うと、神の地との境の方が信憑性がある気がしますね。
対して樒。仏事に欠かせない樹木で、お寺や墓地の木として良く目にするのでは無いかと思います。
植物としては唯一、毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている猛毒の種を造り、
「悪しき実」と呼ばれ、アシキミ、これが略してシキミとなったとか。
並べて見なければなかなか分かりづらいかとは思うのですが、サカキは葉に光沢があって無臭で硬い。
対してシキミの枝葉は揉むと抹香臭の良い香りがします。線香や抹香の材料にもされたという事で、匂いがするという特徴があります。
榊(サカキ)と樒(シキミ)の育て方
サカキもシキミも育て方などは同じ様な感じで苗が春先になると出回るという事です。
とは言え、需要がそれほどあるわけでも無いので、大きな園芸店でも無ければ入手は難しいかと思います。
今はネットで購入できるという便利さ、苗を求めて走り回るよりは、私の様についでが無ければ結果ネットの方が安く購入できるかも知れません。
ちなみに今回はサカキもシキミも1000円ほどでした。
乾燥を嫌うので、余り長く陽が当たる場所だと水やりが大変になるとの事です。
祖母家の庭に息子が植えたシキミ。
以前、北摂のガーデンセンターでKニーがサカキを購入していました。
>>> 北摂 ガーデンセンター華遊
榊(サカキ)と樒(シキミ)の増やし方
サカキもシキミも種から育てるか初夏の頃に挿し木で増やすと良いそうです。
春に伸びた若い枝を10~15センチほどに切って挿し木にすれば、次の年には勢い良く成長してくれるという事です。
私も挿し木で増やすつもり、この一本の苗からどれだけ増やせるか、が楽しみです。
秋に種が取れれば、果実から種を取ってすぐにまくと良いそうです。
これも秋に種が取れればやってみようかと思っています。(今年は無理でしょうが)
自宅に植えたサカキ。
◆ 編集長G 記
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