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- 大阪近郊で三線の生演奏が聞けるお店
ザ・ブームの島唄や沖縄の石垣島出身のビギンなど、沖縄の三線を使った音楽はすっかり市民権を得たんじゃないかと思います。
沖縄ブームと呼ばれた2000年の初頭頃には、私も例外無く沖縄へは、何かと理由を付けては幾度も沖縄へと足を運び、更には私自身も「三線」と言う楽器にドハマリして、それは現在も続くライフワークとなってしまいました。
目次
三線という楽器
三線は今の沖縄や奄美が琉球国として独立して栄えていた頃に、中国から三絃(サンスェン)として伝わったそうです。14世紀末という話なので、すでに600年ほどの歴史があるようです。
その後、琉球から内地へ、今の堺へ伝わり、三味線として日本中に広がったと言われています。
今では沖縄でも「三線」という呼び方が一般的になりましたが、特に年配の人は「三味線」という呼び方もします。
その容姿から、蛇皮線という呼び方もありますが、一昔前は結構年配の方がそう呼びましたが、「三線」という呼び名がメジャーになった今では、あまり一般的では無い感じじゃないかと思います。
沖縄と奄美大島の三線が違う話
かっては沖縄も奄美大島も琉球と一括りな時代がありましたが、沖縄と奄美って実は色々と文化の相違が見られ、同じ三線という楽器を使って奏でられる音楽も違いが見られます。
ちょっと解説しておくと、沖縄から北へ南西諸島を眺めると、沖縄本島 → 与論島 → 沖永良部島 → 徳之島 → 奄美大島 から更にトカラ、屋久島・種子島から鹿児島へと続きますが、徳之島を境に、使われる三線が少し変わり、曲調もかなり違ったものになるのです。
奄美群島と呼ばれる与論島から北は、行政区分上は鹿児島県になりますが、与論に沖永良部という島は、明らかに沖縄文化が強いのです。
徳之島という島は、内地の文化の境目と言われている場所で、南北の文化が混じり合い、それは音楽も例外なく、独特な三線音楽が今に伝わっているのでした。
お店の紹介
近年は、年に一度か二度ぐらいしか、三線の故郷、沖縄や奄美大島へは行かなくなってしまいましたが、大阪近郊は、琉球諸島出身者が沢山暮らす土地です。
大正区や尼崎、特に大正区などは日本一のリトル沖縄とも呼ばれていて、駅前には数え切れないぐらいの沖縄関係の店が並びます。
出身者やその二世が切り盛りする飲食店は多く、嬉しいことに、それらの店では、彼の地の生演奏を楽しめる店は少なくありません。
私などは毎週一度や二度はそれらの店に足を運んでいるかも知れません。
都島 美ら島真心
地下鉄の都島から歩いて10分ほど、奄美大島の民謡を毎日聴くことが出来るお店です。というのも、ここのママさんが、奄美大島では有名な武下流という武下和平さんの元で、師範の免状を持つ実力者。
月に何度かは、沖縄のミュージシャンを含めライブをやってますが、普段はママさんがミニライブをやったり、席へやってきて唄ってくれるという素晴らしい環境です。
食事の方も、奄美の郷土料理を謳う店は珍しいと思いますね。
>>> 公式サイト
伊丹 てげてげ食堂きゅらむん
阪急の伊丹から5分ほど、JRの伊丹からは10分ぐらいでしょうか。
マスターが実は私の同級生の友人で、これほど奄美愛に溢れた者は居ないと言うぐらいの奄美大島が好き。それほど広くない店内ですが、定期的に奄美出身者を招いてライブを行ってます。
NHKの西郷さんで主題歌を歌って一躍有名になった、里アンナとか、ビッグネームもやってくることがあるから大したもんです。
以前紹介した記事です。
>>> てげてげ食堂きゅらむん
天五 てぃだ
こちらは徳之島出身のマスターが切り盛りするお店。
土曜日日曜日を中心に、沖縄・奄美のミュージシャンがライブを行っています。ステージまであるのは、大阪界隈では珍しい、沖縄の民謡酒場の様な店。
島の郷土料理もありますが、ホテルのシェフだったというマスターの洋食メニューが他の店とは一線を画します。
>>> 公式サイト
道頓堀 おぼらだれん
道頓堀という立地条件の良さ。沖縄・奄美のミュージシャンを招いて、ほぼ毎日の様にライブが行われます。ビッグネームのライブもあるので要チェック。
>>> 公式サイト
関目 三線カフェ 喜界島
喜界島を謳う店は他には知りません。
小さな店ですが、時折ライブも行われ、和気あいあいと南の島を楽しむことの出来るお店です。
>>> 公式サイト
以前紹介した記事です。
>>> 三線カフェ 喜界島
京橋 ハイビスカス
徳之島出身の内三千代さんがママさんなお店。三千代さんは名の知れた唄者で、あっちこちのライブハウスやらイベントで歌ってます。
ということで、ご自身もハイビスカスで唄うし、沖縄・奄美のミュージシャンを招いてのライブもやってます。
以前紹介した記事です。
>>> 京橋 ハイビスカス
その他
谷四の島酒飯店 しまんちゅ食堂
大阪駅前第三ビルの島唄ライブ 琉球
東通りの郷屋
大正区南恩加島のうるま御殿
などで三線の生演奏を楽しんだことがあります。
■ 二代目編集長G記
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